聖書メッセージ 『神のプレゼント』 (ローマ6:23)  

 

聖書箇所  ローマ6:23

6:23 罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。

 

説教要旨   斎藤成美師

クリスマスが存在する理由は、先程お読み頂いたローマ人への手紙6章23節にある。「罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」すなわちクリスマスは、罪の問題が無ければ存在しなかったのだ。「罪の報酬は死です」の報酬は、賃金、給料の意味である。賃金は、汗して、頑張って、労苦して得る喜びのもの。それが死であるというのだ。正に奴隷と同じである。パウロは、ブラックユーモア的な表現をしている。それは人生に似ているからである。「罪」とは何だろう。神に従わない事である。神は、人間をご自身に似せて、清く、美しく、最高に造られた。神ご自身が「非常に良かった」というほどのものであった。それが、神に似た自由意志を持った人間は、神の言う事を聞かず、神の意志に反する道を選んでしまった。神に従わないことが罪なのである。聖書のいう「死」とは何か。肉体的には骨だけになる事。人間は、骨に先祖の在りし日の思い出を重ねる。しかし、聖書はもうひとつの死を語っている。ヘブル9:27 「そして、人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっているように」、IIコリント5:10「私たちはみな、善であれ悪であれ、それぞれ肉体においてした行いに応じて報いを受けるために、キリストのさばきの座の前に現れなければならないのです。」美しいクリスマスケーキに例えてみよう。外観は美しく見え、美味しそうにも見える。しかし、甘くもない、苦い味がする。変な臭いもする。そんなケーキを人間はどうするか、捨てる。「罪の報酬は死です」

 

しかし、ローマ6:23は続ける。「しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」神の私たち人間に贈ったプレゼントは「救い主と呼ばれるイエス」。神の御子イエスは、全人類の決定された死とその後の裁きを一手に引き受けられた。救い主イエスは私たち人間に言う。「あなたの罪をわたしにください。わたしが犯したものとします。」「わたしはあなたの身代わりとなり、神からの刑罰を受けます。」これが十字架のイエスです。イエスは十字架に釘付けられた。その日は、青空は昼頃から三時頃まで、黒い重い雲に覆われた。その時イエスは叫ばれました。マタイ27:46「三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。『わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか』」私たちの罪を背負ったイエスの叫びは、私たち一人一人が発するはずの叫びであった。イエスはしばらくして、「すべてが終わった」と息を引き取られた。そして、私たちに代わって地獄にまで落ち神の裁きを全て受けられた。そして、三日目に復活されました。身代わりの死が、神に受け入れられたしるし、復活してその事実を伝えられた。復活は「罪赦されたしるし」。

 

あなたのために、キリスト・イエスは、既に救いの道を造られた。そして、語っておられる「さあわたしのもとにいらっしゃい」あなたの罪は赦された。神はあなたを愛しておられ、あなたを神の子としようとしておられる。この神からのプレゼントを受け取りなさい。昨日のコンサートは素晴らしかった。ソプラノさんは言った。「私は神様から病気のプレゼントを頂いた」。まともな牧師は全て、神の導きである事を確信して牧師になる。また、ある牧師に、また信徒に、特別なケースで病気を与え、「これを通してわたしを語ってくれ」と命じる。神は、そっと「救い主イエス」をこの世におくり、最後は、多くの人々の面前で十字架にはり付けにして、救い主を示された。一番素敵なことは、神からのブレゼントを受け入れること。「神さま、私はあなた様からのプレゼント(救い主イエス)をいただきます。」と祈りましょう。そして、これからどうしたら良いか、牧師に話しましょう。