「もつ」ことより「ある」を大切に

先日教会の子どもたちとさつまいもを掘りました。待つこと2週間。子育ての集いのティータイムはお休み中ですがお土産用のさつまいもケーキを焼きました。
先日教会の子どもたちとさつまいもを掘りました。待つこと2週間。子育ての集いのティータイムはお休み中ですがお土産用のさつまいもケーキを焼きました。

10月13日(火)の10月の子育ての集いを行いました。久しぶりに晴れだったこの日、洗濯物を片付けることではなく教会に足を運んでくださったお母さんたちに心から感謝致します^_^

 

今月はテキストの『ゆっくり育て子どもたちの』中のから伝えたい三つの言葉というところを読んで分かち合いのときを持っていきました。著者の鍋谷先生が伝えてくださった三つの言葉は

①新しい物語を創りましょう

②「ごめんね」より「ありがとう」

③「もつ」ことより「ある」ことを大切に

というものでした。

 

どの言葉も子どもとどう向き合い、どう生きていくのか。毎日の日常を大切に積み上げていくために助けになることばですが、私自身は三つの言葉の中で③「もつ」ことより「ある」を大切にというところが心に残りました。

 

エーリッヒ・フロムという哲学者は著書の中で繰り返し人生の意味とは「何かを所有する」ことではなく、「どのようにある」かが大切だと言っています。私たちの日常生活は何かを得ることに心奪われること多いのですが、何かを目的として生きるとき、それを手に入れたときには一時的な満足感や幸せを感じたとしもそれは長続きせず、すぐに何かを得ようとするのです。一方「ある」ことを大切にする生き方というのは、自分が人生の様々な場面において「どのようにあるか」に重点をおきます。

 

自分の良心に素直であること、自分の気持ちに正直であること、自分のことは他人の見解ではなく自分自身で決める自由をもつこと、感謝すること、共感すること、人を愛すること、人の幸せを祈ること、平和を願うこと、芸術を愛すこと、自分を他人のために犠牲にすること…。色々な風に「ある」ことができます。…この生き方は子育てにも通じます。最も充実した子育てとはこの「どうあるか」を大切にした子育てだと確信しています。(テキストから一部抜粋引用)

 

子育てにおいて子どもの何を見ていくのか、どう向き合うのか、何を大切に歩むのか自分がどうあるべきかをあらためて思うひとときとなりました。

 

10月に入り、障害を持つ息子は久しぶりに夜眠れない日が続き親子共々少し睡眠不足の日を過ごしました。子どもたちが小さかったときは授乳や、子どもの体調不良で睡眠不足になることはよくありました。息子は障害の特性なのか今までも睡眠が不安定なことはよくあることだったので、最初の1週間はよくあることと鷹をくくって過ごていました。2週間を過ぎた辺りから久しぶりに長く続き、精神的にも肉体的にも疲れを覚えるようになりました。子どもへの愛、優しい想像力はどこへやら…

 

しばらくして息子は学校の運動会を前に緊張して眠れない日を過ごしているのではないかと気がつき、少し私の心が落ち着きました。雨で1週間延期になった運動会も無事に終わりました。息子は少しずつ眠れる日々になってきました。様々な状況に揺れ動く私がいますが、弱さのなかでも神様を見上げ子どもたちとの時間を積み上げていくことができたらと思います。

 

私たちは見えるものではなく、見えないものに目を留めます。見えるものは一時的であり、見えないものは永遠に続くからです。聖書(第2コリント4:18)

 

11月は10日(火)が子育ての集いになります。🌱

子育ての集いは、子育て中の方どなたでも大歓迎です。参加してみたい方は開催時に直接教会にお越しいただくか、ぜひメールを教会宛にお送りください♪

 

●年間予定

<2020年度>1/21、2/18、3/3、9/8、10/13、11/10、12/8、1/19、2/9

※原則的に第二㈫ですが変則的な月もあります。学校の行事などによって予定が変更することがあります。